米国債 長短金利激変中
今回のFOMCを通じて米国債金利の見通しが修正されたことに追随して、米国債金利が大きく動いていますね。短期債券はFRBが2023年までに政策金利を0.25%に上げる見込みが高まったことで(ある意味とても素直に)0.25%まで急騰してしまいました。
一方でちょっと不思議なのは長期金利の方、こちらは結構な下落をしています。・・・長期金利が下がるような示唆なんてあったかな?購入していた米国中長期債ETFが値下がりしないのはありがたいですけれど、理由がよくわからんです。あるいは、株価危機で機械的に長期債券へセクターローテートしている・・・みたいなことが起きているのかな?
ここ数日の混乱は、どうやら短期金利の急騰と昨今の米ドルの急騰が重なって、市場は大規模な調整局面に入ったというシナリオですね。経済危機ではないので、絶望的な大暴落みたいなことは起きないでしょうけれど、これまでの「株価が右肩上がり」という状況からの変化、ある程度の規模でのセクターローテートの発生、そしてボラティリティが高い状態がしばらく続きそうなので、適宜ヘッジショートが欠かせないかなと思います。