eMAXIS Slim 全世界株式 インデックス(オール・カントリー)

2020年8月26日 オフ 投稿者: おじさんプログラマ

私が購入している投資信託の銘柄紹介です。内容はあくまで私見ですので、鵜呑みにされないように。投資は自己責任ですよ!


それでも世界は成長する。

過去2回紹介した投資信託と同様、こちらも、とある指数に連動するインデックス投資信託です。私はつみたてNISA枠の全額をこの投資信託に投資することにしてみました。

そのとある指数とは「MSCIオールカントリーワールドインデックス」。これは全世界の株式の時価加重平均です。

モーニングスター:MSCIオールカントリーワールドインデックス

リーマンショック後の2009年から現在に至るまでの11年間でおよそ4倍になっています。GAFAMにがっつり投資する投資信託ほどではありませんが、直近のパフォーマンスは申し分なしの優秀指数です。


今は全世界株式≒米国株式、ですが・・・

この指数の直近が優秀なのはそれもそのはず、「全世界株式の時価加重平均をとると、その55%が米国株」になるからです。米国株インデックス投資と似たような上昇を見せるのも当然、ということ。

問題は、何年後かにもし「米国の経済が低迷して、いずれか第三国の経済が大発展を遂げるような時代が来たら」のことです。

一見すると、そんなことは当面なさそうですが・・・どうでしょうか。

SBI証券:MCSIチャイナ指数連動投資信託チャート(2005/6~2007/12)

上のグラフは、中国の株式指数に連動するインデックス投資信託の、一番パフォーマンスが良かった時間帯を切り取ったものです。2年半で4倍、年利換算で80%の上昇になっています。

話を分かりやすくするために一番良いところを切り取っただけで、この後に起きた暴落などは切っています。なので誤解は無いようにしていただきたいのですが、中国やロシア、インドなどに代表される新興国国家がこのような大発展を遂げる時代があったのは事実です。
また現在すっかり鳴かず飛ばずの日本ですが、かつて高度成長期と呼ばれる期間、世界経済の発展をけん引していたのは皆さんの知る所かと思います。

このように世界経済は、時代に応じてけん引役を変えながら、全体としては右肩上がりに成長を続けているのです。


米国が低迷する時代になっても、世界経済は成長する、はず

ここ40年の世界全体の実質GDPの成長率を見たとき、その間の世界的な経済危機を何度か挟み、また主な成長地域を変えながらも、平均すると毎年3%~5%程度、ほぼ毎年必ず成長しています。(例外はリーマンショック直後の2009年、それでも成長率は0.0%です。)

全世界株式インデックス投資は、その時代その時代での経済成長のけん引役となる国の企業株式に乗り換えながら、全体として成長する世界経済からのリターンを得続けようという投資です。米国が良ければ米国に、日本が良ければ日本に、新興国が良ければ新興国に。一方で、米国株インデックス投資であれば、構成銘柄の再編成の対象は米国株の中のみ。

皆さんもご存じの通り、今は米国が絶好調です。ですが、過去の歴史に照らして、10年スパンで将来がどうなるかなど私には全く予想がつかないですね。ということで、私はほったらかし投資の対象としては、全世界株式のほうがより適切なのかな?と思う次第なのでした。


当然、優良投資信託です

SBI証券:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

SBI証券であれば販売手数料0で購入でき、また信託報酬は0.11%。S&P500インデックスに比べれば管理に手間がかかるはずですから、コストは十分に安いと言えるのではないでしょうか。

比較的安定して年利5%程度のリターンを期待できる、多くの方にお勧めできる投資信託だと思います。


なお、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)という兄弟投資信託があります。これは日本株を組み入れないことを除いてはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と全く同じ。

国内のリスク資産を個別株など別の形で持っている人か、または「日本はもう成長しないのではないか?」と思っている人向けでしょうか。


個人的には、「日本はもう成長しない」と思うのはマスコミのネガティブキャンペーンに毒されすぎのような気がしますけれど。新しい価値観と、「情報の民主化」という武器を手に入れた日本の若者のこれからには、十分に期待できるのでは・・・と思っています。

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