東証システム障害 1日で復旧
アローヘッドの保守体制は高レベル
大きな騒ぎになった東証のシステム停止ですが、結局営業停止は1日のみで回復できたようです。
あれだけ大規模なシステムの、想定外の事故の原因調査と原状回復が、合わせて丸1日程度で終わるというのは、なかなかレベルの高い保守体制だなと思いました。むしろ安心を感じられるレベルではないかと思うのは私だけでしょうか。
アローヘッドとは、2006年に導入された東証の超高速売買システムの名称です。こういったシステムは大量のトランザクションを高速で、しかも正確に処理する必要があり、そのためシステム要件は一般の業務システムとは比較するのもおこがましいというほどの高スペック、高レベルが要求されるものです。
ハードが壊れることがあるならクラウドでやったらいいじゃん・・・とか言わないでくださいね。インターネットの世界に回してしまったら、レイテンシやデータ品質、稼働率などが全く要求を満たせないはず。
とにもかくにも、エンジニアの皆さんお疲れ様でした。