反ワクチン界隈の正体見たり

こんな記事がありました。「わずか12人の反ワクチン主義者が81万件以上あるSNSの反ワクチンコンテンツの3分の2を生み出している」だそうです。記事によれば、その反ワクチン主義者の正体まで判明しているようで、その多くは代替医療主義者のようです。

代替医療というのは、医学界にて標準的に行われいる治療方法を信用できないと考えている一部の情報弱者に対して共感を示し、効果のない治療モドキを適用してお金を巻き上げる、一種の詐欺です。癌がなおる石とか、ホメオパシーとか、亜流はいろいろあります。医療分野はコンプレックス分野（シミがポロリと取れるとか飲むだけで10Kg痩せるとか）同様に「効果は人による」と言ってしまえば、どうにでもごまかせますからね・・・

あー、なるほど、商売のタネか。それは必死にもなるよね。とっとと捕まればいいのにと思いますけど。

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シミが取れる取れないくらいならそれほど害もないですが、医療分野のこの手の詐欺は極めて悪質・有害です。標準治療を受ければ回復していたはずの患者を無為に死亡させるリスクがありますから。ここからは個人的な意見ですが、歌舞伎の市川海老蔵氏のご婦人が癌でなくなったのは、前後の経緯を見るに代替医療に嵌りこんで手遅れになったことが原因ではないか、と私は疑っています。科学へのリテラシーが低くてお金持ちの家庭では「お金をつぎ込めば標準＝普通ではない『高級な治療』を受けられる」と短絡的に考えてしまう可能性は高く、この手の詐欺に取り込まれやすい。もし本当なら恐ろしい、そして残念な話です。