新型コロナワクチンの接種本格化
政府のホームページにて、新型コロナワクチン接種の進捗状況を日次で報告されています。それによると、すでに医療関係者を中心に400万人以上が接種を受けていることがわかります。また、医療関係者への日毎の接種数は30万件に上っていて、おそらく高齢者接種が本格化する今週からは日毎の接種数が100万件程度のオーダーになるのだろうと予想します。ちなみに現状世界最高レベルで接種状況を進捗させている国家でも、対人口比で1日1%程度の接種回数にとどまっており、日本も遅まきながらそのペースに追いついていきそうです。
確かにワクチンの接種開始が遅れたことに一定の課題感がありますが、日本人の多くに治験の少ない新薬ワクチンへの抵抗があるのは事実です。(欧米であれだけの成果を上げていてもなお、いまだに一定数のワクチン反対派やら自なんやらがあちこちで騒いでますよね…)そのため政府・官僚がそういった一部国民の声に忖度して、しばらく様子見をしたのは、いかにも日本らしくやむを得ないことだったのではないかと考えます。イスラエルの接種が大幅に進んでいるのは、お金の問題・当時の患者数の増加の深刻さ(人口800万人で日毎感染者が1万人越え)などもありますが、まず何より当時治験が十分とは言えないワクチンを接種されることのリスクを政府と国民が受け入れた結果でした。当時の状況、政府の仕組みおよび国民性の違いから、日本と日本人に同じような判断ができなかったであろうことは自明ではないでしょうか。
またなにより、今更政府・自治体の対応が遅いとか騒いでも誰も幸せになりませんし、私としては粛々とワクチン接種が進捗することを期待し、待つだけかなと思います。というか、はよ接種予約させてほしい。外出の自由がほしい。