「緊急事態」とは？

民主主義の弱点の一つ？

ここ数日のコロナ新規感染者の伸びが異常な状態になっていますが、これは多分年末年始に色々やらかしちゃった人が原因なのだろうなあ、と予想しています。

とはいっても当時、政府や自治体からはあくまで「自粛要請」をされているだけの状態でした。むしろ「実家の両親と二度と会えないかもしれない」など、政府・自治体の思いとは正反対の判断をされる方も多数いたようで、結果「自粛」は全く徹底しなかったようです。

制度上それらの判断・行動は許されるものですので（それを第三者がどう感じるかは別として）全く問題のない話なのですが、そうなると「緊急事態下で、どうやって国民の私権を制限・統制していくか」という問題があることが見えてくるように思います。

こういう話って、民主主義国家でにおける最大の弱点なのかな、と感じます。例えば、国会などでこの方面のルールを何か作ろうとすると、必ず理想論やイデオロギーを担ぐ人たちを中心に批判の嵐になることが予想されるうえ、たとえ頑張ったところで議員の得票にはつながらない。そのためいつまでたっても課題解決の優先度が上がらないままになる…と。

今回は「コロナという疫病」が原因でしたが、世の中には様々な原因による緊急事態が発生することはいくらでもありえます。今後万が一そういった事態に陥った時に右往左往することが無いような準備が、今回の問題を契機に進むことを願う次第です。