日本株 ご祝儀相場に突入か?

2021年9月7日 オフ 投稿者: おじさんプログラマ
TradingView:日経225 CFD日足チャート

一週間前にこんな記事を書いたところですが、ここにきて急にやってきた菅首相の総理続投断念。これを受け、日経平均はかつて見ない大暴騰を開始しています。これがいわゆる「稲妻が走る瞬間」というやつでしょうか。


菅首相、コロナ対応への不満などからすっかり国民からの支持を失ってしまっていました。ワクチンの確保迅速な接種体制の構築、そして少し前には携帯料金の大幅値下げなど、かつてないペースで素晴らしい実績を上げつづけてきた内閣だと私は理解していたので、最近の状況は残念だなと感じています。最近の不人気ぶりは、菅首相本人のせいというよりは「コロナが悪い」。みんな自粛に疲れていますからね…

このまま菅首相体制のまま秋の衆議院総選挙を迎えると、「日本の現政権体制の維持すら危ういのでは?」…これまでそういう認識が広がっていたのが、どうやら最近の日本株の低迷の一因になっていたようです。市場は不確実性を嫌いますからね…

ところが今回、その危機がほぼ完全に拭い去られたことで、日経平均はかつてない超ハイペースで上昇をはじめています。なんとその上昇幅、1週間で2000ポイント以上。すでに先物市場では30000の大台を回復しています。9/7の東証は窓開けスタートでしょうね。


危機がほぼ完全に拭い去られた…というのは、次回衆議院選挙で与党の勝利がほぼ確定したという意味です。というのも、まずこれから1ヵ月、マスコミは総裁選の話題で持ちきりになります。その後自民党の新しい顔をもって衆議院選挙に突入…総裁選による宣伝の効果がどれほどのものになるかは想像に難くないですよね。

これからしばらく、日本株はボラティリティ(上下動の幅が)大きい状態を維持しながらも、全体としては大幅な上昇を続けていく可能性が高いです。最近上がりすぎた米国株に比べて安値で放置されている日本株にポジティブサプライズがあったことで、9/6の米国レイバーデイが明けて、新年度が始まったばかりの海外機関投資家の関心が高まることは、想像に難くありません。

かつてアベノミクスが始まったころ「日本株は何を買っても上がる」ご祝儀相場の時代が続いたようですが、これからその相場の再来…の可能性があります。個別株ベースの短期投資をされている方は、日本株への参入を今一度検討されてみても良いかと思います。

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