中華リスク爆発中
中国株、特にアリババやテンセントに代表される中国IT株は、その多くを所有するソフトバンクグループが爆益を出していることで知られる通り、GAFAMに比肩する将来有望な企業、というのが多くの方の認識かと思います。
ですが最近、中国共産党政府が、巨大化する企業が自身の影響力を脅かすという恐怖からか、がっちりと規制を掛けに行く機会が増えてきています。それに従い、最近中国株は軒並み急落を続けています。アメリカのような成熟した自由経済市場においてはそう簡単には発生しない、こういった負の官製相場は、独裁国家特有の現象かと思います。
ここのところ中国市場において株価があっという間に5倍、10倍になる企業は後を絶たない状態が続いていました。ですが最近は、ひとたび政府ににらまれたが最後、株価が簡単に半分になってしまうほどに追い詰められてしまうという、投資家にとっては目隠しババ抜きゲームみたいな相場になりつつあります。
もちろん中国個別株に一攫千金の夢があるのはわかりますが、個人的には無理をして地雷源に特攻するようなことは必要ないのではないかと思います。アメリカだって、SaaS銘柄であるOKTAやTWLOなど、ここ2年で5倍になってしまうようなヤバい企業はいくらでもありますからね。