暴落は積立投資の味方

2021年3月5日 オフ 投稿者: おじさんプログラマ

この記事の続きとなります。


理想的な展開だけじゃ納得できないよ

ということで、シミュレーションを2パターン追加してみます。
前回同様、10カ月で1万円を集中投資・分散投資した場合の資産の推移を。

パターン1 :
2ヵ月目に50%に暴落 → その後3%ずつ75%まで回復

この記事よりだいぶ悲観的な価格推移です。

● 一括投資・・・7500円
◎ 分散投資・・・11800円

一括投資では25%の損害が出たままですが、分散投資では18%儲かってます
分散投資では、なんと価格が下がっているのに儲かっています!
安値で買えるチャンスが効いているわけですね。

パターン2:
9ヵ月目まで5%ずつ140%まで値上がり
→ 10ヵ月目に半値に暴落(70%)

積立投資の場合の最悪パターン「換金直前に大暴落」です。

● 一括投資・・・7000円
● 分散投資・・・6300円

こちらの場合、どちらも大変なことになっていますが、2つの投資方法でそれほどには差が出ません。

長期積立投資の場合はこの後もずっと買い続けることになると思いますので、10ヵ月目をパターン1の2カ月目に読み替えれば、大した話ではなくなります。
一方でもし「長期積立投資の終わり(そろそろたまったお金を使いたいな・・・)」を考えているのであれば、こうならないよう、価格が安定しているうちに売るとか、購入商品をあらかじめリスクの低いものに取り換えていくなどの工夫が必要になる、ということですね。

なお一括投資のほうは、9ヵ月目に売れたら大儲けだったはずで、これを狙うのが一括投資の手法なのだと思います。いつか来る暴落を予測して、その直前に売る・・・ですが、常にそんなことを成功しつづけられるのは、神様だけじゃないかなあ。

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