セクターローテートか?
株式から失われた資金はどこへ?
日本、米国、欧州、新興国とも株式は大幅な下落から下降トレンドへの転換となりそうな気配が漂っておりますが、ではそのお金はどこに向かったのでしょうか?
探してみたところ、どうやらそれは債券でもなく「コモディティ(特に貴金属)」と「仮想通貨」のようです。安全資産とはいってもインカムの見込めない債券にはお金が集まりづらい…、ゆえに消去法で、というところかなと想像します。これらはこの2日間で以下のような値動きを見せています。
- BTC(ビットコイン)・・・+25%、400万円を回復しそうな勢い
- ETH(イーサリアム)・・・+15%
- XRP(リップル)・・・+15%
- 金先物・・・+1.6%
- 銀先物・・・+9%
- 銅先物・・・+1.6%
このあたりは1か月以上価格の停滞が続いていた銘柄ですが、ここからまた上昇が始まるのでしょうか?ちょっと見ものですね。
それにしても、金融緩和により生まれた「有り余る現金」という怪獣が、出口を求めてのたうち回っているようなイメージ、ちょっとぞっとする状況が続いているなあ、と思います。