コロナについて思うこと
付き合い方を変える時期に来ているようです
コロナの第二波による感染が7月頃から始まっていましたが、どうやら終息に向かっているようです。10月初旬にはいったん落ち着きそうとのこと。
第一波での対応は、未知のウイルスに対する対応手順の未熟、国民の恐怖、パニックなど色々な問題が噴出し、結果として軽くない被害を受けた部分がありました。それに比べると第二波は、比較的落ち着いて乗り越えつつあるようです。
2度の波を超えつつある中で見えてくることがあります。
総じて感染者は多く、重症化率・死亡率は低い
第一波では検査体制の未熟のため、感染者数が過小評価され、それに比べて重症者・死者が多数出たことで「危険なウイルスではないか」という危惧がされました。が、どうやら一概にそうとは言い切れないようです。
● 第一波:検出された患者数=2万人、死者=1000人 → 死亡率5%
● 第二波:検出された患者数=6万人、死者=500人 → 死亡率0.8%
死亡率5%であれば危険な伝染病と判断されるのもやむを得ないところですが、死亡率0.8%ということになると、だいぶん話は違ってきます。おそらく第一波においても相応の感染者がいたはずで、上記の死者数を基準に推定するならおよそ10万人の「隠れコロナ感染者」がいた計算になります。彼らは自覚症状が無い、あるいは極めて軽症だったため、治療行為もせず自然回復したのだろうと思われます。
そうなると、第二波対応においても全数検査をしているわけではありませんから、実際の患者数は検出数に比べてはるかに多いことが容易に予想されます。その場合、死亡率は0.8%からさらに下がります。
3密防止が効果的という実績
GoToキャンペーンで10万人以上が旅行に出たそうですが、その中で感染が検出されたのは、いまのところわずか10名程度。ホテル・旅館などでの3密対応の徹底ぶりが功を奏しているのだろう、と想像できます。
各人が相応の注意を払って行動すれば、そうそう感染する病気ではない、ということが見えてきたようです。
低リスク者にとっては危険な病気ではない
コロナによる死亡率は、50代・60代で3%、70代以上では25%という高い値を維持し、死亡者はこの層に集中しています。また重症者は高血圧や糖尿病などの持病を持っている人に集中しているようです。
ということであれば、コロナについてはこのような高リスク者に対してのみ注意を払っていればよく、リスクの低い「健康な働き盛りの40代以下の青壮年者」はむしろ落ち込んだ経済を回復するため、コロナ以前と同様のレベルで積極的に活動させるべき時なのではないかと思います。
上記は私の手元の情報による推察に過ぎません。ただGoToキャンペーンの東京除外を10月に解除する方針が出たことなどを考えると、政府としても似たようなスタンス変更の判断をしているのではないかと想像します。
相応の注意は払いつつも、行動の自粛を緩めて良い時期にきている・・・となると良いですね。